2004-05-24 短歌日記 短歌 きみの頸あたりの骨を舐めおえて、灰色 窓の雨を見上げる 高き橋つるつる渡る子どもらよ青空にはきっと驢馬も停まるよ 樹に耳を沿わせるように縋りたりおとこの腹のやわらかき音 蕎麦は蕎麦饂飩は饂飩と何時の間に憶えたのだろう 紫陽花を見る その翠色した腿を閃かし 彼女は往ってしまった 冬に