屋上に星型バルーンそのなかに人ひとりいて跳びはねている
アパートの硝子に薄き紙の在り冬眠という字傾ぎはじめる冬眠を告げたる人のくすくすと眠り続ける朝日に扉を叩くよ〜、よ〜、と頬を抓れば目覚めるのか 全世界に忘れ去られて目覚めねば男は只の物体の集積である ぞんざいにするぞんざいに扱えど熱は与えられ…
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