2004-07-26 短歌日記 短歌 振りむけば人の遠のくころほろと水の沸きたつ路の真中で 白骨をうすく食みたる皮に指這わせれば父の啜り泣く声 昼 森に母の群れ立つ 象も亀もみんな死んでしまった夏の 菊花に閉じ込められている腿の間のあたりが無図痒くなる おっぱいのはねていることよろこびしあなたのあたまのぼうずだったころ 君といて空間のたつ川土手に夾竹桃の花は綻ぶ